ご挨拶「閉院にあたって」

「さいとうクリニック」は1995年9月に「斎藤学診療所」として発足し、間もなく「さいとうクリニック」に改称してデイナイトケアセンターを運営してきましたが、2019年5月末で23年間の活動を卒えました。その後、2019年6月から同名の精神科クリニックをデイナイトケアセンターに隣接するイイダビル1階で発足させたのですが、今般、2022年4月末を持って閉院いたしました。ご利用くださっていたクライエントの方々には大変ご不便ご迷惑をおかけすることになり誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

一方、治療者・著者としての斎藤学はなお健在です。従前からクリニックに付設されていた「家族機能研究所」という相談機関(非医療)は存続し、そこで皆さまからの相談を受けるつもりです。そもそも精神科を受診する必要があるのか否か、あるならどの医療機関を選ぶべきか、それとも児童相談所や家庭裁判所、あるいは適切な弁護士が必要なのか、といったことにお悩みの向きは少なくないでしょう。半世紀を超える精神科医としての研究・臨床経験と人脈はこうしたことにこそ、お役に立つと思うのです。

治療者としての私は、以前からピアス(PIAS=逆説的介入プログラム)なる方法で症例に対応してきました。その実践機関が「家族機能研究所」です。

以降、斎藤学の活動については以下のサイトに収載して行きますのでご参照ください。

家族機能研究所 https://iff.or.jp/
PIAS麻布コレクティヴ https://pias-azabu.jp/

2022年5月

齊藤學